医療系のお勉強 病理のお勉強 組織のお勉強

臨床検査技師が教える「 月経 」とは。これを知れば全男性が女性をいたわる。性教育にも最適!

51- 月経 のアイキャッチ

臨床検査技師&細胞検査士&大学教員のどっと.ゼブラです!
今回は「 月経」について!
男性陣が驚愕するこの 月経 システム。
なぜ毎月女性が苦しそうなのかこれを見ればすぐわかる!
そして優しくなれる!はず!
性教育にもぜひ使ってください
それでは今日も一緒に勉強していきましょう!

    今日は身近な内容だから一番興味あるかもしれない。
    どんどん質問していこ。

    女性生殖器について

    女性の体の中でも子供を産むことに関連した器官(臓器)を 女性生殖器 と呼んでる。
    そして外に近い部分から外陰、膣、 子宮 、卵管、卵巣に分かれるよ。

    子宮は体部と頸部に分かれる

    子宮って聞くと「子宮頸がん」とか聞いたことあるけど、それはがんが子宮のどこにできても「子宮頸がん」って名前なのか?

    子宮頸がんって少し前からワクチンとかで有名だもんね。
    子宮は 子宮頸部子宮体部 の2種類に分かれるんだ。
    子宮の下 1/3が「子宮頸部」、上 2/3が子宮体部って呼べばれてるよ。
    つまり子宮の下 1/3部分に ”がん” ができれば「子宮頸がん」上 2/3に ”がん” ができれば「子宮体癌」って名前になる感じだね。

    今回の 月経はこの子宮体部がメイン になります。

    女性ホルモンについて

    通常、女性ホルモンといえば エストロゲン プロゲステロン
    月経にはこのホルモンがすごい関係してるよ。
    実際はこの他のホルモンも関係してるけど、複雑になるからまずは簡単に知っていこう!

    なんか聞いたことはあるな。
    とりあえずエストロゲンとプロゲステロンっていう2種類のホルモンが関係してるてことだな。

    実は正確にいうとそれはちょっと違うんだ。
    エストロゲンは3種類のホルモンの総称プロゲステロンは1つのホルモンのこと。
    まあでも医療系の学生とかでなければエストロゲンが働いているって思ってもらって大丈夫!

    エストロゲンは以下の3種類のホルモンの総称です。

    ・エストロン
    ・エストラジオール
    ・エストロン

    この中でもエストラジオールが一番強く働きます。
    なのでエストロゲンというとエストラジオールを指すことが多いです。

    そしてこのホルモンは主に卵巣から出ます

    卵巣の中はこんな感じになってるよ。
    卵巣の中に原子卵胞っていうのがあってそれがどんどん成長して卵子を排卵させる。
    その卵胞が成長していく過程で顆粒層と呼ばれる細胞の層ができる。
    その 顆粒層の細胞からエストロゲン が出てくるよ。
    そして排卵した後に卵子を包んでた細胞が黄体っていうのになる
    その 黄体の細胞からプロゲステロン がでてくる。
    妊娠すればこの黄体がそのまま残って、妊娠しなければ黄体の細胞部分が線維に置き換わって白体になるよ。

    なんか卵巣すごいな。
    小さい卵子1つを守るような感じで細胞とかが取り囲んでるのがなんかすごい。
    待てよ。
    ってことは 排卵のとき卵巣の壁を突き破って卵子は外に出てるのか?

    そうだね。
    だから月1で卵巣表面は傷ついては修復してを繰り返してる。
    この時の修復をミスるとここにも”がん”ができる。
    だから 卵巣のがんは表面にできるものが多い んだ。

    なるほど。
    全てのことには理由があるってことか。

    女性ホルモンと子宮内膜の関係

    子宮の組織(細胞)の中でも表面に近い部分を ”内膜” って呼んでいるよ。
    そしてその内膜が女性ホルモンに反応して変化するんだ。

    エストロゲンの効果が効いてる時期を卵胞期(増殖期)、プロゲステロンの効果が効いてる時期を黄体期(分泌期)と言います。

    卵胞期(増殖期)エストロゲンが効いているとき

    卵胞期は内膜(子宮の表面にある組織)が増殖する時期。
    だから増殖期とも呼ばれるのは納得できるね。
    その時に内側にある らせん状の動脈(らせん動脈) も一緒に伸びるよ。

    この動脈から上の方まで栄養を行きわたらせてるって感じか。
    動脈って全部らせん状なのか?

    普通はまっすぐだよ。
    ここのは特殊だね。
    これにもちゃんと理由があるからあとで説明するよ。

    黄体期(分泌期)プロゲステロンが効いているとき

    プロゲステロンは内膜の性質を変えてふかふかな状態にするよ。
    こうすることで、卵子が来ても安全に着床できるんだ。
    この時一緒にらせん動脈も成長するよ。

    たしかに硬いと卵子が壊れちゃいそうだもんな。
    ふかふかな方がよさそうな雰囲気。
    でもなんでここでは分泌期って呼ばれてるんだ?

    顕微鏡で細胞を見てみると細胞に分泌物がたまってるのが見えるだよ。
    おそらくそれで分泌期っていう名前がついたんじゃないかな。

    たしかにそれなら納得できる。

    妊娠するとどうなるか 月経 がおきない

    妊娠すると 女性ホルモンが維持される ことによって内膜がフカフカな状態をキープするよ。
    女性ホルモンは胎盤からも少し出るようになってきて体が妊娠を維持しようと頑張るんだ。

    なんかすごいなあ。
    ここで成長して赤ちゃんになっていくんだな。

    妊娠しなかった場合 月経 がおきる

    妊娠が成立しなかった場合、 女性ホルモンの供給が止まる
    そうすると上まで伸びていたらせん動脈がけいれん、収縮して上の方まで栄養がいかなくなる。
    栄養をもらえなかった上の方の組織は壊死状態になって剥がれてしまうんだ。
    これがいわゆる月経(生理)だよ。
    ここの動脈はらせん状だから効率よくギュッと締まることができる。
    この現象を起こすためにらせん状なんだ。

    膜がはがれる?!?
    これは痛そうだ・・・
    これが月1で起きると思うとちょっとイヤになるかもな・・・
    でもこれ剥がれてしまったら回復できないんじゃないか?

    それは大丈夫!
    ちゃんと回復できるようなシステムになってるよ。
    下の図を見てみて。

    内膜は剥がれる ”機能層”と 剥がれずに残る ”基底層” の2層に分かれてるんだ。
    さっきの月経時にはこの “機能層” だけ剥がれる
    卵胞期がきたら残っている ”基底層” を基盤にしてまた増えてくるよ。

    なるほど、良くできてるな。
    全部剥がれたら元に戻れないから少し残してるのか。
    ほんとに良くできてる!

    まとめ

    今回の月経はどうだった?

    女性はやっぱり、すげえなと思ったよ。
    皮膚が毎月剥がれると思うとおれは萎えるね。
    剥がれたら仕事も休むよ。
    外国は知らないけど、日本では月経、生理を気軽に言えない雰囲気がある と思う。
    だからもっとオープンに「月経だから休みます」みたいに言える社会でもいいくらいのことが体で起きてると思ったね。
    そしてこれからもっと女性を労わりたいと思ったよ。

    今回伝えたいことが伝わったみたいで良かった!
    僕は経験したことが無いから詳しいことはわからない。
    でも 知ろうとすることが大事 だと思うよ。
    世の男性のみんなも体の理解を深めて相手の理解も深めていこう!

    これからも体に関する情報を発信していくのでよろしくお願いします!

    それではまた!
    Bye!

    コメント

    タイトルとURLをコピーしました