今回は 免疫染色マーカー と局在、そして関連疾患の組み合わせを紹介。
国試に必要なものだけを絞ったからここから覚えてみよう!
マーカー とは
一般的にマーカーというと2種類ある。
①腫瘍 マーカー
血液・尿などの体液にみられる腫瘍が作ったタンパクなどのこと
例)乳癌のCA15-3, 卵巣がんのCA125 など
これは主に血液検査や尿検査などで検索する。
②細胞を特定する マーカー
それぞれの細胞がもつタンパクなどのこと。
例)平滑筋のα-SMA, 筋上皮細胞のp63など。
主に組織や細胞の免疫染色などで検索する。
それぞれは被ってるものもある。
①②とも疾患との関連と免染時の局在を覚えたい。
重要なものだけ絞って見ていこう。
腫瘍 マーカー
まずが血液検査などで検索するマーカーから見てみましょう。
腫瘍になると特異的な蛋白を多く出すことがあり、それが尿や血液から検出できる。
それらが多いということは特定の腫瘍があることが推測できる。
どのマーカーがどの腫瘍のものかを覚えましょう。
腫瘍マーカーを全て挙げるとキリが無い。
今回覚えるべき11のマーカーに絞りました。
実際はこれ以外にも出題されているが以下のように除外して解ける。
これはあくまでも過去10年分を見たときの考え方。
まず上の11個覚えてから他を覚えていこう。
まずは11個何度も繰り返し読んだり書いたりするのがおすすめ。
反復が長期記憶に一番効くので頑張ってみよう!
マーカー の 局在
局在とはそのタンパクが存在する場所のこと。
それぞれの細胞がもつタンパクが細胞のどこに存在するか知っておく必要がある。
これは免疫染色をした時に染まる場所になる。
そして染まる場所は大きく次の3か所
①細胞質
②細胞膜
③核
各場所に染まるものと染まり方に注目して下図を見てみよう。
このようにほとんどは細胞質に局在がある(免染で染まる)。
つまり細胞膜と核の局在を覚えれば残りが細胞質となる。
細胞膜と核に 局在 する マーカー の覚え方
6つだけ覚えればOK。
まずはこの6つを覚えたら他のを覚えるようにしよう!
君ならできる!
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