臨床検査技師、細胞検査士のどっと.ゼブラです。
今回は「 RNA 」の説明です。小学生から社会人まで対応しているので気軽に見てください!
結論から言うと RNA はタンパク質をつくるもとです。
mRNAワクチンはウイルスのタンパク質をつくらせるために体にそのRNAを入れてるんだ。
そしてそのウイルスのタンパク質に反応して体は抗体をつくる。
そうして感染する前にウイルスに対抗する力を手に入れることができる仕組みだよ。
RNAからタンパク質をつくる方法はこちらから!
RNA はDNAと何が違う?
「RNA」って「DNA」と名前がそっくりですよね。
確かに似ているところもありますが、実は全然違うものなんです。
DNAについて知りたい方はこちら!
簡単 生物学の基礎 DNAとは何か?【中学生&高校生&大学生向き】
RNAがDNAと違う点はこちら!
- 1本鎖である(DNAは2本鎖)
- アデニンに対応する塩基がウラシル(DNAはチミン)
- 糖がリボース(DNAはデオキシリボース)
今回はこのDNAとの違いを一つずつ見ていきましょう!
RNAは1本である
線の上にはACCTCTACなどの塩基が鎖のように横向きに繋がっているよね?
だから塩基の並びが1本の時は1本鎖と呼ばれているんだね。
そしてDNAにはその鎖が2本、RNAは1本だけ。
これがRNAは1本鎖という意味。
逆に言えばDNAは2本鎖ってことになるね。
塩基が分からないって人はこちらのDNAの記事を見てみてね 🙂
アデニンに対応する塩基が「ウラシル」
灰色の五角形に「デ」と書かれているのはデオキシリボース、
「リ」と書かれているのはリボースです。
DNAとRNAを比べると1カ所だけ違うね。
T が U になってる。
塩基だけ並べてみてみよう!
青のチミン が 緑のウラシル になっとる・・・
こんな感じで使われる塩基が違うんだね。
なんてややこしい・・・
糖がリボース
DNAやRNAはリン+糖(五角形)+塩基(カラフル)でできている。
その真ん中の五角形がDNAはデオキシリボース、RNAはリボースになってる。
実はDNAの「D」はデオキシリボースの「デ」から来たもの。
RNAの「R」はリボースの「リ」から来たもの。
まとめるとこんな感じ。
RNA 3種類ある
ここまでRNAの構造について説明してきました。
そしてこのRNAには3つも種類が!
- mRNA
- tRNA
- rRNA
今回はとりあえずこの3種類があるってことを覚えておこう!
まとめ
DNAとRNAの違いは分かったかな?
そして今はやりのmRNAワクチンはこのようなものが使われてます。
少しでも分かってもらえたら嬉しいです 🙂
勉強は一回でたくさん覚えられないから少しずつ覚えていこう!
生物を学ぶって楽しいね!
次は今回でも少し触れた「mRNA」「tRNA」「rRNA」のお話です。
今回のRNAたちが何をしているか覗いていきましょう。
この働きが分かればmRNAワクチンも分かります!
気軽な気持ちで見てね!
RNAのはたらきが見られる
次の記事はこちら!
ではではBye 🙂
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