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試験に出る12の癌遺伝子 & 癌抑制遺伝子 の攻略法

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今回は 癌遺伝子 & 癌抑制遺伝子の種類と覚え方について。
覚えにくいと思うけどここで紹介する方法を試してみてね!

\病理の国試対策本が出ました!/

癌遺伝子 癌抑制遺伝子 とは

簡単に言うと・・・

がんを進行させるのが癌遺伝子

がんの進行を妨げるのが癌抑制遺伝子

例えば細胞周期に関連するものを例に見てみよう。

細胞周期と 癌遺伝子 癌抑制遺伝子

細胞周期とは細胞が分裂するときに回すもの。

G1,S,G2,Mの順に一周すると細胞が2倍になる。

この時に何が起きているか順を追って確認してみよう。

①サイクリンDの発現

サイクリンDが発現してCDK4/6と結合する。

②CAK(サイクリン活性化キナーゼ)でリン酸化される。

③サイクリンD-CDK4/6がRbをリン酸化する。

リン酸化されたRbはE2Fを手離す。

④遊離したE2Fが細胞周期を進めるサイクリンEを発現する。

サイクリンEはCDK2と結合して次に進む。

⑤p53がp21を転写し、p21はサイクリンD-CDK4/6の動きを止める。

細胞周期における 癌遺伝子 癌抑制遺伝子

このように分裂するために様々な蛋白が働く。

この時

細胞周期を動かすのが癌遺伝子
細胞周期を止めるのが癌抑制遺伝子

となる。

つまり今回は

  • 癌遺伝子
    ①サイクリン
    ②E2F
  • 癌抑制遺伝子
    ①Rb
    ②p53
    ③p21

となる。

これが癌遺伝子と癌抑制遺伝子の基本的な考え方。

国試と 癌遺伝子 癌抑制遺伝子

小文字と大文字による分類

とはいえすべての遺伝子の働きを覚えるのはほぼ不可能。

そこで一般的に言われたのが小文字による分類。

小文字が多いと癌遺伝子

小文字少ないと癌抑制遺伝子

しかし、これに気付いたのか最近の問題では全て大文字表記の場合がある。

これに対抗して国試にのみ使える覚え方をここから紹介する。

国試対策~試験に出た遺伝子を知る~

まず試験は傾向を知るのが重要。

今までに出た12の癌遺伝子、癌抑制遺伝子こちら↓

ここから次のような法則があることに気付いた。

  1. 全体のアルファベットが2文字以下は癌抑制遺伝子(数字は無視)
  2. 全体のアルファベットが3文字以上で1文字目がAかBは癌抑制遺伝子

この2つの法則を合わせれば癌抑制遺伝子をあぶりだせる。

1つずつ確認してみよう。

対策①全体のアルファベットが2文字以下は癌抑制遺伝子(数字は無視)

上のようにアルファベットが2文字以下は癌抑制遺伝子しか該当しない。

しかしこれだけでは全てを網羅できないため次と組み合わせる。

対策②全体のアルファベットが3文字以上で1文字目がAかBは癌抑制遺伝子

アルファベットが3文字以上の場合は上のように頭がA or Bであれば癌抑制遺伝子となる。

この時の注意点は

KRASやBRAFはRASとRAFでカウントする

KRASやBRAFはRASとRAFという遺伝子の種類の一つ。
大元の遺伝子であるRASとRAFでカウントしよう。

ちなみにRASやRAFにそれぞれ3種類ある。

  • RAS
    KRAS、NRAS、HRAS
  • RAF
    ARAF、BRAF、CRAF

これらが出た場合はRASとRAFでカウント。

国試対策用 再確認

これで過去に出た12の遺伝子を攻略しよう!

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