【 マッソン・トリクローム 染色 】AZAN染色との違いを理解しよう!
どっとゼブラ
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MT・CTのどっとゼブラです。
今回は鉄を染める コッサ(Kossa)反応 について。
覚える点は2つだけ。
ココで覚えていこう!
https://note.com/dot_zebra/n/nd89c4e3fb6bd
コッサ反応 のポイントは2つです。
染色は全体の流れを何となく把握すると理解しやすくなります。
サラッと見ておきましょう。
※水洗は省略
生体内カルシウムは99%骨にあります。
そして骨組織は細胞成分と細胞外基質(骨基質)からなります。
骨基質は無機成分としてハイドロキシアパタイトを含みます。
これはリン酸とカルシウムの結晶です。
今回のコッサ反応はこのリン酸(陰イオン)を染めています。
コッサ反応は銀液の中でも硝酸銀を使います。
硝酸銀を使う染色は多いのでゴロで覚えましょう。
【小3でグリコだけだと腹減るわ】
そして銀液を使う染色は全て 黒 に染まります。
カルシウムは組織に石灰化物として沈着することがあります。
石灰化物は硬いため切片にするとひび割れが起きます。
ヘマトキシリンで紫に染まってひび割れがあれば石灰化を考えましょう。
少し発展した問題だとこういう画像から染色を聞く可能性もある。
その時はコッサ反応を選択しましょう。