MT・CTのどっとゼブラです。
今回は mucicalmine染色 について。
この染色で覚えるのは何を染めるかだけ!
確実に覚えておこう!
\病理の国試対策本が出ました!/
mucicalmineムチカルミン染色のポイント
mucicalmine染色は以下の1点を覚えましょう。
- 何が染まるか
これだけ覚えれば大体解けます。
mucicalmineムチカルミン染色の全体像
染色は全体の流れを何となく把握すると理解しやすくなります。
サラッと見ておきましょう。
- 脱パラ・脱キシ・親水
- マイヤーヘマトキシリン
(核染色) - 色出し
- ムチカルミン液
(染色) - 脱水・透徹・封入
この染色で使うヘマトキシリンは進行性です。
退行性は分別時に塩酸を使うためpHが変化します。
するとムチカルミンが核にも共染するので注意です。
mucicalmineムチカルミン染色は何を染めるか
基本的には以下の2つを覚えてください。
- 上皮性の粘液
- Cryptococcus
ここでアルシアン青の解説記事で勉強した粘液を復習しましょう。
アルシアン青の記事はコチラ
上図のように上皮性粘液には酸性粘液と中性粘液があります。
mucicalmine染色は酸性粘液しか染めることができません。
つまり胃表層上皮、幽門腺、ブルンネル腺は染まりません。
次に覚えるのはCryptococcusの莢膜です。
これもよく出るため合わせて覚えましょう。
コメント