【 アルシアン青 染色 】国試に必要な原理と特徴。

アルシアン青 検査技師国家試験対策

MT・CTのどっとゼブラです。
今回は Alcian blueアルシアン青染色 について。
画像問題でも出題されることがあるけど大したことは無い。
ここで紹介するポイントを覚えれば大丈夫!

Alcian blueアルシアン青染色のポイント

Alcian blueアルシアン青染色 は以下の2点を覚えましょう。

  1. 原理
  2. 何が染まるか

Alcian blueアルシアン青染色の全体像

染色は全体の流れを何となく把握すると理解しやすくなります。
サラッと見ておきましょう。

  1. 脱パラ・脱キシ・親水
  2. 流水水洗から蒸留水
  3. 3%酢酸水溶液(pH1.0は塩酸)
    (酸性にする)
  4. アルシアン青液
  5. 3%酢酸水溶液(pH1.0は塩酸)
    (分別)
  6. 流水水洗
  7. ケルンエヒトロート液
    (核染色)
  8. 流水水洗
  9. 脱水・透徹・封入

Alcian blueアルシアン青染色はpHによって染色液は変わります。
その点に注意してください。

Alcian blueアルシアン青染色液は

核はケルンエヒトロートで赤くします。
青い染色の各染色は基本赤です。

細胞診の場合は核所見を明瞭化するためにヘマトでも染めます。
(細胞診受験者は注意)

Alcian blueアルシアン青染色の原理

原理を理解するためにまず粘液を理解しましょう。

粘液の種類

粘液は大きく3つの種類があります。

  1. 酸性粘液多糖類
  2. 酸性粘液
  3. 中性粘液

この3つの中に色んな物質が分類されます。
そして、それぞれ染まり方が変わります。

アルシアン青

上図の酸性粘液多糖類, 酸性粘液は次の2つを持つのが特徴です。

  1. カルボキシ基
  2. 硫酸基
アルシアン青
このようにそれぞれがどちらかを持ちます

これが基本的な粘液の特性だと覚えてください。

原理と染めるもの

そしてAlcian blueアルシアン青染色は2種のpHによって結合する(染まる)ものが変化します。

pH1.0

硫酸基のみと結合

pH2.5

硫酸基, カルボキシ基と結合

pHで対象を変えるため、塩酸と酢酸という異なる液を使うのも特徴です。

この特性を利用して硫酸基やカルボキシ基を持つ物質、主に酸性粘液多糖類酸性粘液を染めます。

じゃあ粘液全てを検出したいときは使えないという事?

その場合はPAS染色と同時に染める二重染色が使えます。
これで3種類の粘液全てを1枚の標本で検出できます。

染まるものまとめ

Alcian blueアルシアン青染色で染まるものをまとめると以下のようになります。

  1. 酸性粘液多糖類
    ヒアルロン酸、軟骨、肥満細胞、クリプトコッカス
  2. 酸性粘液
    気管支、食道、小腸、大腸、子宮頸部

国試では過去に軟骨と大腸の上皮が出題されています。

クリプトコッカスという伏兵もいるので要注意です。

アルシアン青

Alcian blueアルシアン青 染色に似た染色

染色結果が似た染色があります。

それはコロイド鉄染色

コロイド鉄は酸性粘液多糖類と強く結合する性質があります。
この結合した鉄をベルリン青染色の原理で染めます。

ヒアルロン酸に対する感度が高く、悪性中皮腫検体などに使用されます。

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