MT・CTのどっとゼブラです。
今回は アミロイド 染色について。
出題数は少ないけど点数アップ問題としてを狙っておこう!
\病理の国試対策本が出ました!/
アミロイド とは
異常なタンパクの塊のことです。
異常だから正常組織には無いタンパクです。
このアミロイドが全身の臓器や特定の臓器に沈着すると臓器の機能障害が起きます。
この疾患をアミロイドーシスと呼びます。
アミロイド 染色の種類
アミロイドを見つけるためには染色が必要です。
その染色として次の5つがあります。
- Congo red染色
染色結果:橙赤色 - direct fast scarlet(DFS)染色
染色結果:橙赤色 - Dylon染色
染色結果:橙赤色 - toluidine blue染色
染色結果:赤紫色(メタクロマジー) - thioflavine T染色
染色結果:黄色蛍光
基本的には1~2を覚えれば国試は大丈夫です。
まずはこの2つがアミロイドの染色だという事を覚えましょう。
トルイジン青でメタクロマジーを示すというのも少しポイントです。
また、1~3は染色後にあることを行うとより分かりやすくなります。
偏光顕微鏡で確認する
アミロイド染色の後、偏光顕微鏡で確認すると色が変わります。
このように染めた後にさらに確認することで確実にアミロイドの証明ができます。
過マンガン酸カリウム処理
アミロイドにはいろんな種類があります。
疾患によって異なりますが、染色だけではわかりません。
過マンガン酸カリウム処理を行えばALアミロイド(免疫グロブリン性アミロイドーシス)とAAアミロイド(反応性アミロイドーシス)の鑑別ができます。
過マンガン酸カリウム処理するとAAアミロイド消えます。
染色前に処理したものと処理していないものを用意すればどちらの種類かが分かります。
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