MT・CTのどっとゼブラです。
今回は ワルチン・スターリー 染色について。
染色と疾患の組み合わせ、銀液がよく出るから要チェック!
\病理の国試対策本が出ました!/
ワルチン・スターリー 染色のポイント
ワルチン・スターリー 染色のポイントは3つです。
- 硝酸銀を使う
- 加温する
- スプロヘータとピロリ菌が黒く染まる
ワルチン・スターリー 染色の全体像
染色は全体の流れを何となく把握すると理解しやすくなります。
サラッと見ておきましょう。
※水洗は省略
- 脱パラ・脱キシ・親水
- 硝酸銀:43℃加温
(染色)
スピロヘータやピロリ菌に銀液を反応 - 還元液:57℃加温
(還元)
2.の硝酸銀を発色して黒くする - 脱水・透徹・封入
硝酸銀を使う染色
硝酸銀を使う染色は必ず覚えましょう。
数が多いので下のゴロで覚えるのがおススメです。
【小3でグリコだけだと腹減るわ】
- 小3(硝酸銀)
- グリ(グリメリウス染色)
- コ(Kossa 反応)
- 減る(ヘルマンヘレルストローム)
- わ(ワルチンスターリー)
\イラスト付きゴロ100個はこちら/
そして銀を使う染色は全て黒に染まります。
ワルチン・スターリー 染色 は加温する
加温する染色は以下の通り。
スピロヘータとピロリ菌を染める
スピロヘータって?
Treponema、Borrelia、Leptospiraなどの総称。
- らせん状形態
- グラム陰性らせん状杆菌
- らせん菌よりも長い
こういった特徴があります。
ワルチン・スターリー染色、ギムザ染色、免疫染色などが有効。
ピロリ菌って?
- グラム陰性でらせん状の桿菌。
- ウレアーゼを出して胃中の尿素をアンモニアと二酸化炭素に変える。
- このアルカリ性のアンモニアで胃酸から自分を守る。
- 胃癌を引き起こす原因となる。
などの特徴がある。
ワルチン・スターリー染色、ギムザ染色、免疫染色、ISHなどが有効。
コメント