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【 DOPA(ドーパ)反応 】を解説!メラニンが無くても検出できる

DOPA反応
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MT・CTのどっとゼブラです。
今回は DOPA反応 について。
これは今のところ出ていない染色。
という事は大穴で出してくる可能性もある。
ポイントだけおさえておこう!

\病理の国試対策本が出ました!/

最後に悪性黒色腫マーカーも記載しているので確認してみて下さい。
過去問に出ています。

DOPA反応 のポイント

DOPA反応のポイントは3つです。

  1. 凍結切片を使う
  2. 加温する
    加温する染色10種のゴロはこちら
  3. メラニンをもたない悪性黒色腫にも有効

DOPA反応 の全体像

染色は全体の流れを何となく把握すると理解しやすくなります。
サラッと見ておきましょう。
※水洗は省略

  1. 未固定凍結切片をスライドガラスへ貼付
  2. 0.1% L-DOPA液:37℃加温
    (染色)
  3. 10%ホルマリン固定
    (固定)
  4. ケルンエヒトロート
    (核線)
  5. 脱水・透徹・封入

凍結切片でなくても染色は可能ですが、赤本は凍結切片で記載なのでそちらで書いています。

DOPA反応 は悪性黒色腫に有効

悪性黒色腫はメラニンを持つものと持たないものがいます。

前者はmalignant melanoma、後者はamelanotic malignant melanomaと呼ばれます。

メラニンを持たない場合、メラニン証明では悪性黒色腫が分かりません。

そんな時はDOPA反応が有効です。

DOPA反応 悪性黒色腫

メラニンを持たない悪性黒色腫でもメラニンを作る能力はあります。

DOPA反応はメラニンを作る能力の証明ができるためメラノサイト由来であることが分かります。

DOPA反応 無色素性悪性黒色腫

悪性黒色腫と免疫染色

今回は悪性黒色腫が出てきました。

これは特染よりも免染が非常に有効です。

悪性黒色腫に有効な免染マーカーを覚えておきましょう
(過去にも出題有り)

悪性黒色腫の免染マーカー
  1. S-100
  2. NSE
  3. HMB45
  4. Melan A

S-100とNSEは神経系のマーカー。
悪性黒色腫の由来であるメラノサイトは神経外胚葉由来であるため陽性となります。

HMB45はHuman melanoma blackの頭文字を取っている。

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