粘液 系の4つの染色まとめ

粘液 染色 検査技師国家試験対策

MT・CTのどっとゼブラです。
今回は粘液 系の4つの染色を簡潔に解説。
解説するのはPASアルシアン青ムチカルミントルイジン青
まずはここっていうものを紹介していきます!

粘液 系の染色の種類

国試で覚えたい粘液系染色は4種類です。
細胞診を勉強している人はコロイド鉄染色も含めた5種類。

  1. PAS反応
  2. Alcian blue染色
  3. Mucicalmine染色
  4. Toluidine blue染色
  5. Colloidal iron染色

粘液 を染める染色と言われたらすぐ思い出せるようにしておきましょう。

PAS反応

PAS反応で覚えるのは5つ。

  1. 原理
  2. 試薬
  3. 何を染めるか
  4. どの組織が画像問題で出るか
  5. ジアスターゼ消化試験

PAS反応の原理と試薬

過ヨウ素酸で酸化

アルデヒド基ができる

シッフ試薬で呈色

この流れを覚えておきましょう

原理が似たほかの染色も合わせて思い出しましょう。

  1. PAS反応
  2. PAM染色
  3. Grocottグロコット染色
  4. Gridleyグリドリー染色
  5. Feulgenフォイルゲン反応

それぞれどういう原理はここで確認

このように原理をみるとPASで使われる試薬は2つ。

  1. 過ヨウ素酸
  2. シッフ試薬
    塩酸
    塩基性フクシン
    亜硫酸水素ナトリウム

シッフ試薬は塩酸などの組成も知っておこう。

何を染めるか

PAS反応は染色対象が広いためまずは絞って覚えましょう。

  1. グリコーゲン
  2. 上皮の 粘液
  3. 基底膜
  4. 赤痢アメーバ
  5. 真菌

PAS反応と画像問題

PAS反応画像問題で出る場合以下の5臓器(組織)が考えられます。

  1. 腎臓
    基底膜が染まる
  2. 肝臓
    グリコーゲンが染まる
  3. 大腸
    粘液または赤痢アメーバが染まる

  4. 粘液または印環細胞癌が染まる

  5. 真菌が染まる

画像はこれでいけます。

ジアスターゼ消化試験

PAS反応で染まったものがグリコーゲンかどうか確かめる試験です。

ジアスターゼを反応させるとグリコーゲンが消失します。
そのあとにPAS反応を行うとグリコーゲンが消失したため染色もされません。

ジアスターゼを反応させたものをさせていないものを準備し、比較します。

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Alcian blueアルシアン青染色

この染色は2つ覚えましょう。

  1. 原理
  2. 何が染まるか

Alcian blueアルシアン青染色の原理と何が染まるか

この染色はpHによって染まるものが変化する染色原理を持っています。

pH1.0→硫酸基
pH2.5→硫酸基&カルボキシ基

この硫酸基やカルボキシ基は酸性粘液多糖類酸性粘液が持っています。

そのためまずはこの2つの粘液が染まると覚えましょう。

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コロイド鉄染色も↑

mucicalmineムチカルミン染色

この染色で覚えるのは何が染まるかのみ

  1. 上皮性粘液
    (胃表層上皮、幽門腺、ブルンネル腺以外)
  2. クリプトコッカス

この2つだけ覚えておきましょう。

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Toluidine blueトルイジン青 染色

この染色で覚えるのは2つです。

  1. 染めるもの
  2. メタクロマジー

染まるものとメタクロマジー

この染色は酸性粘液多糖類酸性粘液を染めます。

具体的な染まるものは以下の6つを覚えるとよいでしょう。

  1. 中皮(ヒアルロン酸)
  2. 軟骨
  3. 結合組織
  4. 肥満細胞
  5. アミロイド
  6. 神経内分泌顆粒

そしてこれらはメタクロマジーを示す。

メタクロマジーとは色素本来の色と違う色になること。
大体青が赤紫になります。

メタクロマジー

メタクロマジーを示す染色としてギムザ染色も合わせて覚えましょう。

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