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乳腺や汗腺の「腺」ってなに?内分泌と外分泌。医療系国家試験にも必要な知識を画像で解説!

45-腺のアイキャッチ

今回は「腺」について。
乳腺汗腺 などは聞いたことがあるよね。
でもこの「腺」って何かわからなくない?
ということでこの身近な「腺」を見ていこう!
今回は短いので気軽に見てね。

今日も質問しまくるぜ!
「質問する奴が一番すごいんだ!」と思い込みながら毎回してる!

組織と上皮について

まずは前回までのおさらいで組織や上皮が何かを見ていこう!
組織や上皮について詳しく知りたい人は下にある過去記事を見てね。

受精卵から細胞ができ、その細胞が集まったもの組織、組織が集まったものを器官といっています。

そうそう、そうだった。
そして、その 組織は4種類に分かれる んだよな。

その通り!
そしてその4つのうちの一つを「上皮組織」って呼んでるんだ。
その上皮っていうのはこんな感じだったね。

こんな感じで 基底膜より上 にあるのが 上皮 です。

そしてこの上皮の部分にいるのは「細胞」たちで、この上皮の細胞には様々な種類がいるんだ。

このように上皮の細胞は形や機能によって、いくつかの種類があります。

今回はこの中でも上中央の「円柱上皮細胞」にも着目していくよ!
腺と円柱上皮細胞は関わりが深い!

腺と円柱上皮細胞の関係はこの記事一番下のこちらを見てみてください。

腺とは?

「腺」を一言で説明すると、何かを分泌する組織 のことです。
分泌専門の組織を腺と呼んでいます。

分泌か。
確かに名前に「腺」がつく 乳腺は乳汁汗腺は汗 を分泌してるな。
じゃあ何かを体の外に出すしている組織ってことでいいのか?

ほんといつも良いトコに気づくなあ。
乳腺や汗腺は体の外に出しているけど、全てがそうとは限らない。
例えば胃の細胞は胃に塩酸を分泌しているけど体外には出てこないよね?
胃は袋のようになっていて空間がある。
そんな 空間を「腔」と呼ばれているっていうのも重要だね。

「腔」か。
じゃあ大腸や小腸も中に空間があるから円形の腔があるってことか。

その通り!

それでは次に進みましょう。
実際にイメージを確認するのが早いです。

このように”何かを分泌する”「腺」という構造は2種類 あります。

  • 外分泌腺
  • 内分泌腺

一つずつ確認してみよう。

外分泌腺

外分泌腺はこんな感じ。
上皮が下にボコッっと下に入っていって「腺」と呼ばれる構造を作るよ

この「腺」と呼ばれる構造には先っちょに膨らみの「腺房」と分泌物の通り道である「導管」があります。

腺房で出た分泌物が導管を通って体外か胃と腸の腔所に出ていくってとだな。

そうそう。
そんな感じでこの腺の外に分泌するから外分泌 なんだね。

そしてこの外分泌腺には種類が3つあります。

画像にも書いてあるけど、外分泌には次のような種類があるよ。
・サラサラした液体を出す漿液腺
・ネバネバした液体を出す粘液腺
・その2つが混ざった混合腺

場所によってどの種類かは変わるよ。

“がん”でも粘液性がん、漿液性がんってあるけど、こういう違いだったのか。
漿液を出す細胞が”がん化”すると漿液性がん、粘液を出す細胞が”がん化”すると粘液性がんってことだな。
まあこれはもし細胞検査士の勉強始めたら覚えよ。

さらにこの外分泌は 分泌のやり方にも3種類 あります。

ここは国家試験にあまり出ていないから、必要があれば覚えておこう!

内分泌腺

上画像の青い細胞の集まりが内分泌腺です。
そしてこのように内分泌腺の近くには血管が豊富です。

内分泌腺は 血管の中に分泌物を放出 するよ。
そしてこの分泌物は ホルモン であることが多いんだ。

内分泌腺は内側にある血管にホルモンを分泌するから内分泌って呼ばれてるのか。
でもなんでわざわざ血管に出すんだ?

いい質問だね。
次の画像を見てみると解決できるよ。

ホルモンの標的は遠く離れていることがあります。
そんな時は全身を回っている血管に放出することでホルモンを遠くへ運ぶことができます。

たしかに外分泌のやり方だと自分の近くにしか出せないもんな。
こっちは血管を輸送する道路みたいな感じで使ってるってことだな。

そんな感じだね。
そしてもう一つ見て欲しいのが構造。
内分泌腺には 腺房や導管が無い んだ。
必要が無いからね。

このように構造的な違いがあるので、国家試験にも出題されます。
問題は次の次で解説!すぐ見たい人はココをクリック

円柱上皮細胞と腺の関係

ところでさっき「円柱上皮細胞と腺上皮は関係が深い!」って言ってたけど、結局なんなの?

下の画像にもあるけど細胞の中で分泌物を持っているのは円柱上皮細胞だよね?

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: image-5.png

つまり、腺という分泌に特化した構造を作れるのは 円柱上皮細胞 ってことなんだ。
そしてこの細胞は「腺」を作るから、「腺上皮」なんて呼ばれたりもするよ。

考えてみるとそうだな。
これで円柱上皮がある場所も一緒に覚えられそうだ。

外分泌と内分泌に関する国家試験問題

Q.腺房を有するのはどれか。2つ選べ。
1.肝臓
2.胸腺
3.甲状腺
4.膵臓
5.唾液腺

Q.導管がないのはどれか。
1.甲状腺
2.乳腺
3.膵臓
4.前立腺
5.精巣

この2つの問題は 内分泌か外分泌かを聞いている ってことか。
ちなみに答えは上が4と5、下が1だな。

外分泌腺 は「~液」「~汁」とつくものを分泌しているところが多いよ。
例えば「膵液」「胃液」「十二指腸液」「胆汁」「乳汁」などだね。
もちろん例外はあるけど。
内分泌腺 はホルモンを出す臓器だったね。
代表的なやつだけ覚えるといいよ。
例えば、下垂体甲状腺膵臓副腎 あたりかな。

まとめ

簡単にまとめてみましょう。

外分泌腺

  • 上皮が下にボコッと落ちて外分泌腺がつくられる。
  • 先っちょにある腺房と分泌物の通り道である導管に分けられる。
  • 分泌物を体外や体内の腔所に分泌する。
  • 例として膵臓、唾液腺、汗腺、乳腺、涙腺、食道腺など

内分泌腺

  • 血管へダイレクトにホルモンを放出する。
  • 導管や腺房はない。
  • ホルモンは遠くの細胞や組織にも作用する。
  • 例として、下垂体、甲状腺、膵臓、副腎など

外分泌と内分泌いかがでしたか?

少しでも理解してもらえればうれしいです☺

それではこれからも楽しみながら勉強していきましょう!

Bye!

たまには休憩

コメント

  1. メガネ より:

    細胞検査士になりたいメガネという者です。
    今、地方の小さな病院で臨床検査技師やっています。
    どのような勉強をしたらいいのかが全然わかりません。
    何かアドバイスあれば教えていただけると助かります。

    • メガネさん、質問ありがとうございます!

      細胞検査士になるための勉強方法ですが次の2パターンがあります。
      1⃣学校に通う
      2⃣独学で行う
      もし時間とお金に余裕があれば1⃣はおすすめです。
      ですが、「金銭面的にも厳しい」「働きながらで通う時間が取れない」ということであれば2⃣になると思います。
      一次試験の筆記から勉強するのがいいと思うので、独学でやる場合はとりあえず過去問を解いてみてください。
      まずは過去問で最低限必要な知識を身に付けて、試験の雰囲気も感じてみてください。
      今私は細胞検査士の勉強される方々をサポートしていますので、勉強していく中で分からないことがあればぜひお聞きください!
      ブログ内のお問い合わせフォームTwitterやInstagramのDMどこからでも質問を受け付けています。
      気軽にいつでも連絡ください。
      メガネさんの勉強がうまくいくことを願ってます!

  2. メガネ より:

    親切に返事いただきありがとうございました。

    とりあえず独学で頑張ってみようと思います。
    今度、参考書などの相談にのってもらってもいいですか?
    あと、できればわからないことがあったときに質問させてもらってもいいですか?
    よろしくお願いします。

    • こちらこそ質問して頂きありがとうございました。
      またいつでも何でもお聞きください!お待ちしてます。
      働きながら勉強するのは大変だと思いますが、頑張ってください!
      応援しています!

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