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ここでは細胞診模擬試験の解説を記載していきます。
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細胞診模擬試験 ~難易度1~の解説
この【難易度1】では最低限知っておきたい簡単な問題を作成しました。
まずはここから一緒に始めましょう。
毎月問題を解いていけば必ず合格に近づきます。
総論
- 答え4
A:中胚葉
B:中胚葉
E:内胚葉
胚葉についてはこちら - 答え2
A:休止期と呼ばれる細胞周期外のフェイズ
B~D:間期
E:分裂期と呼ばれる細胞が分裂する時期 - 答え2
A:DNAやRNAを含み転写などを行う
B:リボソームが付着した小胞体
C:蛋白を合成する
D:酸性加水分解酵素で異物を消化する
E:蛋白の修飾を行う - 答え3
A:多列線毛円柱上皮で被覆される。呼吸器系は線毛が生える上皮が多い。
D:単層円柱上皮で被覆される。消化器系は基本単層円柱上皮。
E:単層円柱上皮で被覆される。外分泌腺は基本単層円柱上皮。 - 答え2
腺房は外分泌腺にしかない。つまり外分泌腺を選べばよい問題。
A:外分泌腺
B:内分泌腺
C:内分泌腺
D:内分泌腺
E:外分泌腺 - 答え5
細胞死にはアポトーシスとネクローシスが出題されやすい。それぞれ特徴が反対になることが多いので何がどちらなのか覚えたい。
A:アポトーシスは細胞が破壊されないため周囲への影響がない。ネクローシスはある。
B:アポトーシスは自ら死の選択をするためエネルギーを使う。ネクローシスは使わない。
C:アポトーシスは細胞が収縮する。ネクローシスは膨化する。
D:アポトーシスはヌクレオソーム単位で核の断片化が起きる。ネクローシスは特徴的な断片化は起きない。
E:アポトーシスは細胞膜が最後まで保たれる。ネクローシスは保たれない。 - 答え2
細胞所見は細かく覚えるよりまずは2~3個の特徴的な所見を覚えたい。その後に鏡検で必要な所見を追加で覚えよう。
A:好酸性上皮細胞とリンパ球が特徴。
B:単核の巨細胞、2核の鏡面像、核小体が特徴。
C:異型の強い細胞が特徴。脳腫瘍で渦巻き状は髄膜腫。
D:核偏在した2核細胞(出目金細胞)が特徴。葉巻状核は平滑筋肉腫。
E:異型の強い腫瘍細胞と成熟リンパ球が特徴。 - 答え5
A:ピロリ菌が関連する。
B:口腔のカンジダ感染症のこと。
C:感染は関係ない。前癌病変の一つ。
D:ヒト乳頭腫ウイルス(HPV)が関連する。
E:ポリオーマウイルスが関連する。 - 答え3
A:弧在性で核腫大、核異型をもつ粘液保有細胞が特徴。
B:類上皮細胞、ラングハンス巨細胞(多核組織球)、壊死が特徴。
C:多核細胞、微絨毛の発達、hump、オレンジG好性細胞などが特徴。
D:平面的配列、類円形核、ごま塩状クロマチンが特徴。
E:星雲状封入体が特徴。 - 答え1
どの小体がどの疾患に出るかは100%最低限で覚えたい。
C:正常胸腺や胸腺腫など胸腺疾患でみられる。
D:卵黄嚢腫瘍でみられる小体というか構造の名称。細胞診では基本見られない構造。
E:マラコプラキアでみられる小体。 - 答え2
1:上皮系細胞
3:神経系細胞
4:神経膠細胞
5:間葉系細胞
そもそも中間径フィラメントって人はこちら - 答え3
小細胞癌の所見は壊死、核線が背景にみられ、弧在性~小集塊で出現。細胞質は乏しく裸核状(N/C比が高い)で大きさはリンパ球の3倍程度以内。クロマチンは細顆粒状で核小体は目立たない。
1:角化型扁平上皮癌の特徴。
2:腺癌の特徴。
4:基本的には角化型扁平上皮癌の特徴。石灰化小体なども該当すると考えるとそれがみられる腺癌などの特徴ともいえる。
5:腺癌に多い特徴。もちろん腺癌以外でも目立つものはある。 - 答え4
ヘルペスウイルス感染細胞は特徴的な所見がたくさんあり、①核縁肥厚②すりガラス状核③多核④核圧排像⑤好酸性・好塩基性封入体などがある - 答え5
罹患数と死亡数は下URLで最新のものを確認しておこう!
https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html
1:2位
2:3位
3:4位
4:5位 - 答え4
腫瘍は性差や年齢を必ず覚えておこう。
4番以外は男性に多い。 - 答え2
腫瘍は性差や年齢を必ず覚えておこう。
2番以外は高齢者に多い。 - 答え3
正常の組織像は必ず頭にいれておきたい。
1:ペプシノゲンを分泌
2:粘液を分泌
3:塩酸を分泌
4:粘液を分泌
5:ガストリンを分泌 - 答え5
甲状腺乳頭癌の特徴は①砂粒小体②ロープ―コロイド③乳頭状構造④すりガラス状核⑤核溝⑥核内細胞質封入体⑦核重畳などがある。 - 答え15
この小体がみられるのは他に甲状腺乳頭癌、粘液癌などがある。 - 答え12
多核細胞だからといって悪い細胞ではないので要注意!
技術
- 答え2
進行性はマイヤーとリリーマイヤーの2つのみ。あとは全部退行性。 - 答え1
A:光の回析と干渉を利用して透明な標本に明暗のコントラストを付けて観察する。
B:弧仮の屈折率と厚さの違いを利用して観察する。
C:試料面をスポット状のレーザービームで走査してその焦点面からの蛍光と反射光の空間分布を記録し、コンピューターを通してその切片画像を再現する。X-Y平面およびZ軸上(深さ方向)の分解能が高い画像が得られる。蛍光で染められた試料の三次元構造を把握できる。
D:偏光という光を用いて偏光特異性のあるもの(結晶やアミロイドなど)を照明し、標本を透過した後の偏光の状態を、明暗のコントラストや干渉色による色の変化にして観察する。
E:X線、紫外線、可視光線(400~700 nm)などの光(励起光)を物質に照射すると、物質中の分子あるいは原子から蛍光が放出される。その蛍光を観察する。暗い背景の中に目的物が光って見えるため、感度が高い。FISHやその他の蛍光染色標本に使用する。 - 答え5
この方法は細胞診の液状検体をFFPE標本(ホルマリン固定パラフィン包埋標本)にする技術のこと。組織と同じようにホルマリン固定し、切片を作製することができる。また電顕や遺伝子解析、免染、蛍光染色など通常の組織と同じ応用ができる。アルギン酸ナトリウム法はアルギン酸と塩化カルシウムが反応すると固形化することを利用した方法である。 - 答え2
擦過や穿刺材料を保存固定液に溶解する方法のこと。
B:保存液や専用の機器を必要とするためコストがかかる。
C:背景所見が減弱する特徴がある。
D:塗抹範囲は狭い。 - 答え3
この液は検診喀痰用として使用された固定液で2%カーボワックスと50%エタノールの混合液。もちろん喀痰以外でも使用できる。 - 答え1
異染性を示す染色法はそんなに多くない。色素としては青系の色素が多い。 - 答え4
A:何度も行うと挫滅が起きるため3回以内におさめる。
B:強いと挫滅が起きるため軽くする。
C:比重が重い癌細胞は辺縁や引き終わりに集まりやすい。
D:有核細胞は上清と赤血球層の間に存在する。その層を有核細胞層(バッフィーコート)と呼ぶ。
E:陰圧を解除してから抜く。 - 答え5
A:核
B:細胞質
C:細胞質 - 答え1
A:洗浄はどこでも生理食塩水で行う。
B:喀痰などの剥離細胞診では粘膜下の細胞まで採取できない。
C:消化酵素によって細胞が変性するため、氷冷して酵素を働きにくくする。
D:消化酵素によって細胞が変性する。
E:早朝尿は細胞が浮遊した状態で存在するため変性が強く検体として適さない。 - 答え4
A:黄色
B:色温度は変えずに明るさだけを調節する。
D:カラー写真はアポクロマートレンズが適する。 - 答え2
1:酸性粘液多糖類を染める。
3:基底膜や粘液、グリコーゲンなど多くのものを染める。
4:内分泌顆粒やラ氏島A細胞などを染める。
5:血液系細胞を染める。 - 答え3
検体によって細胞が壊れやすいものがある。そういうものは低回転数、長時間(大体1000rpm, 10分程度)で遠心を行うと良い。 - 答え4
1:発色基質として使用される。
2:発色基質と反応する酵素として使用される。
3:発色基質として使用される。
5:免疫染色時の洗浄液として使用される。 - 答え2
蛍光標識されたプローブを使って目的の核酸を検出する方法。間期も検出可能で蛍光を使うため感度が高いが永久標本にはならない。 - 答え2
1:酸性粘液多糖類を染める。
3:カルシウムを染める。
4:アミロイドを染める。
5:脂肪を染める。 - 答え1
2:有機溶剤
3:指定物質ではない
4:有機溶剤
5:有機溶剤 - 答え5
これは一旦細胞を1か所に集める方法の総称。検査技師国家試験にも出題される。 - 答え4
ギルのヘマトキシリンの組成は①エチレングリコール②氷酢酸③硫酸アルミニウム④ヨウ素酸ナトリウム⑤ヘマトキシリン⑥蒸留水。過ヨウ素酸ナトリウムがヘマトキシリンに使われることはない。 - 答え25
2:赤く染まりやすくなる。
5:PAS染色は湿固定標本でも乾燥標本でも染色ができる。 - 答え12
1:数µmの孔があいたフィルターで大きな細胞を補足する方法。効率よく細胞を回収できる。
2:遠心力を利用してガラスに細胞を塗抹する方法。効率よく細胞を回収できる。
3:粘稠検体に用いる方法で、ある程度検体量が無いとこの方法は使えない。
4:比較的年度の低い検体に用いる方法で、ある程度検体量が無いとこの方法は使えない。
5:細胞診の液状検体をFFPE標本(ホルマリン固定パラフィン包埋標本)にする方法。細胞量がかなり無いと作製するのが厳しい。
体腔液・尿・その他
- 答え1
C:濾胞上皮由来の腫瘍である乳頭癌が多い。
D:予後良好の乳頭癌が多い
E:炎症疾患も対象となる。一部対象とならない疾患もある。 - 答え1
A:髄様癌の特徴。
B:甲状腺領域だと橋本病でよくみられる所見。 - 答え5
濾胞性腫瘍は良悪性の鑑別ができない。その理由は良悪性の診断基準が細胞診で判定できない次の3つからなるためである。①被膜浸潤②遠隔転移③脈管侵襲。 - 答え2
A:試験レべルでは明らかにこの細胞があれば確実に良性の判定で考えて良い。実際はDCISなどではみられることがある。
B:どちらかというと悪性に多い。正常の細胞ではみられない。
C:結合性は基本的に悪性細胞で緩く良性細胞で強固になる。EMTと呼ばれる現象が関連するためと考えられる。
D:基本的には悪性細胞に多い。稀であるが良性でも一部みられるものはある。この問題集を解く段階ではまだその疾患を覚えなくてよい。
E:基本的には良性に多い所見。 - 答え1
この分子は細胞接着分子の一つで、免染すると小葉癌で陰性、浸潤性乳管癌 硬性型で陽性を示すため鑑別に有効となる。 - 答え4
サブタイプ分類は治療方針を決めるために癌の特徴で分ける分類のこと。ER、PgR、HER2、Ki-67の4因子で分類される。 - 答え1
尿中にはAやBのような高異型度な腫瘍が出現しやすく、判定もしやすい。良性腫瘍や腎癌はそもそも尿中に出現しにくい。 - 答え3
A:前立腺癌は前立腺の外側に発生し、尿管の圧迫なども起こしにくいため初期では特に症状が出にくい。
B:精巣腫瘍の代表的な腫瘍は精上皮腫(セミノーマ)で高齢者以外、つまり小児の発生が多い。
C:前立腺は腺癌が多い。
D:セミノーマはディスジャーミノーマやジャーミノーマと同じ細胞所見で異型の強い腫瘍細胞と背景のリンパ球が特徴。
E:前立腺癌の腫瘍マーカー―として有名なのはPSA。 - 答え5
A:淡明細胞型が多い。
B:ウィルムス腫瘍は腎芽腫のことで小児に多い。
C:淡明細胞型は細胞質が比較的広い。
D:腎癌は基本的に尿中に出現しにくい。
E:多くの腎癌は尿細管上皮に由来する腺癌。 - 答え2
B:微絨毛はみられるが、線毛はみられない。
C:正常でも悪性でも産生する。
D:I型のCollagenous stromaを産生することがある。 - 答え4
4:I型は良性の所見Ⅱ型、Ⅲ型となるに層が厚くなり悪い細胞で出やすい。 - 答え5
中皮腫マーカーとして①Cytokeratin5/6②Calretinin③D2-40④WT1の4つはまず覚えたい。 - 答え1
2:10代
3:10~20代
4:10代
5:50代 - 答え5
担空胞細胞(physaliferous cells)と呼ばれる空胞状細胞細胞が特徴的。 - 答え2
魚骨様配列(ニシンの骨様配列、杉文模様、herring-bone pattern)富部れる細胞の配列が特徴。1は横紋筋肉腫。3は悪性線維性組織球腫や隆起性皮膚線維肉腫。4はEwing肉腫など。5は悪性度の強い未分化な細胞にみられる。 - 答え2
星細胞腫とは神経膠腫の中でも星細胞由来の腫瘍。GradeⅠ~Ⅳまであり①毛様細胞性星細胞腫②びまん性星細胞腫③退形成性星細胞腫④膠芽腫などがある。 - 答え4
この線維はソーセージ状でオレンジG好性の線維で毛様細胞性星細胞腫に特徴的。 - 答え4
Bcl-2はアポトーシスに関連する蛋白の一つ。反応性では発現しておらず、濾胞性リンパ腫で高発現するためこの腫瘍の判定に有効な蛋白。 - 答え14
2:成人T細胞リンパ腫やセザリー症候群でみられる異型の強い細胞。
3:悪性細胞の所見。特に異型が強いホジキンリンパ腫や未分化大細胞リンパ腫などに目立つ。
4:胚中心にいる正常細胞で核破砕物を貪食した組織球のこと。
5:未分化大細胞リンパ腫などでみられる核内細胞質封入体をもつ細胞。 - 答え14
2:ホジキンリンパ腫の特徴。2核で鏡面像を呈する細胞。
3:サルコイドーシスにみられる石灰化物の小体。
5:木村病やホジキンリンパ腫でみられる。
呼吸器
- 答え2
この物質は界面活性物質で肺や気道がつぶれるのを防ぐ。この2つの細胞が産生する。 - 答え3
3cm以下の限局性病変でⅡ型細胞やクララ細胞様の腫瘍細胞が置換型増殖を示す。異型が弱いため良性との鑑別が難しい。間質浸潤、脈管浸潤、胸膜浸潤は示さない。置換型を示すものはすりガラス状陰影がみられやすい。 - 答え5
A:中悪性
B:低悪性
C:中悪性 - 答え1
喫煙は中枢に発生しやすい腫瘍と関連が深い。 - 答え1
肺癌は基本的には男性に多い。女性に多い腫瘍はどこでもそんなに多くないので覚えたい。 - 答え1
腺癌はTTF1とnapsin A、神経内分泌腫瘍はchromogranin Aやsynaptophysinなど。 - 答え3
扁平上皮癌はp40とCK5/6、神経内分泌腫瘍はchromogranin Aやsynaptophysinなど。 - 答え4
扁平上皮癌はp40とCK5/6、腺癌はTTF1とnapsin A。 - 答え2
中枢に発生しやすい腫瘍は喀痰に細胞が出やすく、喫煙と関連が深いことも併せて覚えておこう。 - 答え5
A:角化型扁平上皮癌の所見。
B:基本的には腺癌で目立つ所見。非角化型扁平上皮癌でもみられる。
C:組織球で使われる所見用語。 - 答え3
2番目は扁平上皮癌、3番目は小細胞癌、4番目は大細胞癌。 - 答え2
肺腺癌の約80%にドライバー遺伝子が存在し、EGFRが腺癌の約50%と最も多い。 - 答え4
1:腎癌や甲状腺癌
2:乳がんや子宮癌
3:子宮体部や卵巣の漿液性癌
4:大腸癌
5:前立腺癌 - 答え2
ひし形正八面体の結晶で好酸球の顆粒が結晶化したもの。Papではオレンジに染まり、光輝性がある。気管支喘息、肺吸虫症などアレルギー疾患や寄生虫感染で見られることが多い。 - 答え1
この疾患に有効な染色は6つ。①Grocott染色②PAS反応③Alcian blue染色④mucicalmine染色⑤Masson Fontana染色⑥墨汁染色。 - 答え3
肺は転移性腫瘍が多く、原発巣によっては分かりやすいものがある。その代表例が大腸癌の転移で、肺腺癌ではあまりみられない高円柱状細胞がみられた場合は大腸癌を考える。 - 答え4
肺がん検診はA~Eに区分される。Aが検体不適、Bが軽度異型扁平上皮細胞や他の正常細胞。Cが中等度異型扁平上皮細胞や核の増大、濃染を伴う円柱上皮細胞。Dが高度異型扁平上皮細胞、悪性が疑われる細胞。Eが悪性腫瘍。 - 答え2
胸腺にはリンパ球と扁平上皮系の細胞が存在するため、上皮性悪性腫瘍で最も多いのは扁平上皮癌。 - 答え14
1:肺胞に入る組織球のことでこの細胞が無いと検体不適性になる。
4:腺癌で見られやすい。 - 答え12
細胞像が特徴的で定型カルチノイドは異型の弱い大きさがほぼ均一な円形核細胞が平面的にみられる。細胞質は広いが辺縁や境界は不明瞭。核は小型円形でゴマ塩状クロマチンがみられる。壊死は見られない。異型カルチノイドは細胞異型が強く、核分裂像や壊死も見られることがある。
消化器
- 答え2
A:扁平上皮癌の判定に深層型扁平上皮細胞の存在が重要となるためその細胞を採取するようにすることが重要。
B:扁平上皮系細胞は基本的にLBCが有効。
C:採取器具として綿棒やブラシがあるが、ブラシの方が細胞採取量が多い。
D:出血が多いと鏡検しにくい。 - 答え5
A:喫煙が関連する。
B:HPVが関連する。
C:喫煙、飲酒、慢性刺激などが関与する。
D:扁平上皮癌の危険因子として喫煙がある。 - 答え3
A:25cm程度。
B:粘膜と呼ばれる部分で重層扁平上皮は大体非角化型。
C:上部は横紋筋、中部が横紋筋と平滑筋の混合、下部は平滑筋で構成される。
D:中部に多い。
E:腺癌が発生しやすい。 - 答え3
A:扁平上皮癌が一番多い。
D:粘膜下層までにとどまるものと定義される。
E:リンパ節転移の有無は問わない。 - 答え1
C:粘液を分泌する。塩酸を分泌するのは壁細胞。
D:エオジン好性であるためHE染色では赤っぽく染まる。Papでは淡橙色やライトグリーンで顆粒状に染まる。
E:幽門部に多い。 - 答え3
A:癌とも関連がある。
D:平滑筋腫が最も多い。大体その組織を構成する筋腫が多い。
E:KITはGISTで陽性になる。 - 答え5
D:十二指腸の粘膜下層にある粘液腺。分泌する粘液はアルカリ性で胃酸を中和する。
E:小腸陰窩底部にみられる赤い顆粒を持った細胞。リゾチームなどを分泌する。 - 答え4
A:高分化なものが多い。低分化な癌が多いという場所はほぼ無いと思われる。
B:高円柱状の形態が特徴的。
C:円柱上皮で被覆される組織は腺癌が多い。
D:左側の特にS状結腸や直腸に多い。
E:大腸癌は腺腫から発生することで有名。この腺腫から腺癌が発生することをadenoma carcinoma sequenceと呼ぶ。正常粘膜から直接癌が発生することもあり、それはde novo発癌と呼ばれる。 - 答え3
A:肝組織内の毛細血管を類洞を呼ぶ。類洞と肝細胞索の間にあるすき間はディッセ腔と呼ばれる。
B:類洞内にはクッパ―細胞と呼ばれるマクロファージが存在する。
D:グリコーゲンをもつためPAS反応に陽性を示す。
E:肝三つ組みとはグリソン鞘にある小葉間静脈、小葉間動脈、小葉間胆管のことである。 - 答え2
B:肝硬変から肝細胞癌に進行することがある。
C:低分化な癌は度の癌でも異型が強い。
D:未分化な癌は低分化な癌よりも分化度が低く、良性とかけ離れた所見を持つことが多い。
分化の言葉が分からない人はこちら - 答え4
基本的にはいわゆる悪性所見があてはまる。核小体は胆汁などでは変性によって目立つことがあり、悪性所見には含まれない。 - 答え1
- 答え1
90%以上にこの遺伝子の変異がみられる。 - 答え2
腫瘍は男性に発生するものが多い。膵臓でSolidpseudopapillary neoplasmは若年女性に好発することで有名。インスリノーマは良性が多い。 - 答え4
自己免疫性疾患水疱性疾患で、Tzank細胞と呼ばれる細胞がみられる。どっとゼブラ的にぱっと見の印象が扁平上皮化生のような感じ。 - 答え2
- 答え5
日本だと直腸下部に多いといわれる。 - 答え4
異染性を示すとよく記載されるのは、基底細胞腺腫、腺様嚢胞癌、多形腺腫。 - 答え23
1:絨毛腺腫は癌化しやすい。
2:若年にも成人にも発生する。
4:潰瘍性大腸炎やクローン病などに付随して発生するもので癌化はほぼない。
5:非腫瘍様病変のひとつ。つまり癌化はほぼない。 - 答え12
婦人科
- 答え1
形成されるのは膣上部、子宮頸部・体部、卵管。 - 答え3
子宮頸部はSCJと呼ばれる2種類の上皮の境界があり、その上皮とは膣側の非角化型重層扁平上皮と体部側の単層円柱上皮。 - 答え2
豊富な細胞質を有する細胞がシート状ないしリボン状の流れるような配列を示し、平面的な集塊を形成する。細胞境界は比較的明瞭。核は腫大し、核小体は明瞭化するが、N/C比は低く、クロマチンは繊細で増加を認めない。B~Dは悪性細胞所見。 - 答え1
HPVは良性の乳頭腫に関連するlow riskの6型、11型と癌に関連する18型、31型、32型、51型などがある。 - 答え3
A:「LSIL」に含まれる。
D:「SCC」に含まれる。
E:「Adenocarcinoma」に含まれる。 - 答え5
A:非浸潤性病変では壊死性背景になりにくい。良性疾患や非浸潤性病変でも壊死を特徴とするものもあるのでそこは注意(結核や乳腺DCISなど)
B:癌では核分裂像を認めることがある。
C:分化度が高い腺系の腫瘍は結合性が強い状態で出現することが多い。 - 答え3
A:辺縁が不明瞭にみえる。
D:婦人科だとヘルぺスウイルスでみられる所見。
E:婦人科だとヘルぺスウイルスでみられる所見。 - 答え2
A:細胞質内に分泌物を含み一つ一つの細胞境界がはっきりする。
B:重積が目立つのは増殖期。
C:濃縮が目立つのは萎縮内膜。
D:分泌期は分泌物を含むため細胞質が豊富になる。
E:分泌期は細胞質も核も腫大傾向を示す。 - 答え1
依存性の腫瘍は類内膜癌G1、G2。非依存性は類内膜癌G3、漿液性癌、明細胞癌。 - 答え5
明細胞癌が最も関連し、次に類内膜癌が多いといわれる。 - 答え2
- 答え3
胎盤を構成する絨毛細胞の一つで多核の合胞体を形成する。この細胞がhCGを産生する。 - 答え3
- 答え2
1:上皮性腫瘍
3:胚細胞腫瘍
4:上皮性腫瘍
5:胚細胞腫瘍 - 答え1
産褥期はホルモンの影響が無くなっているため細胞成熟度指数は左方移動を示す。そのため一番左に偏っているものを選べばよい。 - 答え4
コルポスコピーでは酢酸加工をすることによって上皮の変化を際立たせて異常病変を分かりやすくする。 - 答え5
正常でも腫瘍でも見られる特徴的な構造。 - 答え1
腫瘍自体が産生しており、この腫瘍の特徴的な細胞所見の一つである硝子様小球はこの物質の塊であるとされる。 - 答え14
- 答え35
卵巣腫瘍の中でも胚細胞腫瘍は若年者に好発する。上皮性腫瘍は高齢者に多く、性索間質性腫瘍はどちらもある。
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