プロテイン銀で神経原線維を黒に染める!【 ボディアン 染色】
どっとゼブラ
どっと. New life
MT・CTのどっとゼブラです。
今回は頻度が高い染色の一つである アザン 染色 。
必ずポイントをおさえておこう!
https://note.com/dot_zebra/n/nd89c4e3fb6bd
アザン 染色 は原理を覚えておきましょう。
原理を覚えればどんな国家試験の問題にも対応できます。
染色は全体の流れを何となく把握すると理解しやすくなります。
サラッと見ておきましょう。
アザン 染色の原理で重要なポイントは3つです。
媒染剤とは染色性を安定させる物質。
アザン 染色の媒染剤は2種類あります。
1はアゾカルミンGの染色性を安定させます。
2はアニリン青の染色性を安定させます。
そのため
1はアゾカルミンGの前に使用。
2はアニリン青の前に使用します。
もう一度一つ前の項目の全体の流れを確認してみましょう。
アザン 染色は色素の分子量が影響しています。
このように3種類の色素が使用され、それぞれ分子量が違います。
これが対象物の密度と関連を示します。
細胞は密度が一定ではなく、様々です。
この密度の違いと色素の分子量の違うを利用して染め分けます。
構造が密な赤血球にはオレンジG(一番小さい)が入る。
中密度の筋線維、細胞質、核にはアゾカルミンGが入る。
低密度な膠原線維、細網線維、糸球体基底膜にはアニリン青が入る。
ここまでを踏まえたうえで、染色結果を見てみましょう。
AZAN染色はマッソン・トリクローム染色と鑑別が必要です。
鑑別ポイントはした記事で紹介しています。
国家試験の画像問題で アザン 染色が出る場合は以下の3つだけです。
下右画像はMasson Trchrome染色だが、同様の染まり方をする。