【 ムチカルミン 染色 】染めるのは粘液だけじゃない
どっとゼブラ
どっと. New life
MT・CTのどっとゼブラです。
今回は グロコット 染色について。
染色と疾患の組み合わせ、銀液、画像問題でもよく出るので要チェック!
https://note.com/dot_zebra/n/nd89c4e3fb6bd
グロコット 染色のポイントは4つです。
染色は全体の流れを何となく把握すると理解しやすくなります。
特にこの染色は原理も大事なので確認してみてください。
※水洗は省略
糖をクロム酸で酸化してメセナミン銀を反応させます。
この結果、真菌は黒く染まります。
銀液を使う染色はすべて対象が黒に染まります。
メセナミン銀を使う染色は2つだけです。
覚えにくい人は次のゴロで覚えましょう。
メセナミン銀という銀は存在しません。
硝酸銀から作るということもあわせて知っておきましょう。
【硝酸銀を使う染色を選べ】で答えになる可能性があることを知っておきましょう。
真菌が染まる染色は5つあります。
1のグロコット染色はあらゆる真菌を染められる染色です。
2と3は放線菌、ノカルジア、ムコール、イロヴェチの染色性が弱いと言われます。
4は真菌の中でもクリプトコッカスを染めます。