今回は 膵臓 について!
重要なポイント3つをおさえて点を取りに行こう!
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膵臓 の解剖
胚葉
膵臓は内胚葉。
消化器は内胚葉で覚えよう。
膵臓 は後腹膜臓器
膵臓は後腹膜臓器の一つ。
膵臓は前方が腹膜に覆われ、後方は腹壁にくっ付いている。
このように腹壁に固定された器官を後腹膜臓器と呼ぶ。
後腹膜臓器をまとめると以下の10こ。
- 膵臓
- 腎臓
- 副腎
- 十二指腸
- 上行結腸
- 下行結腸
- 大動脈
- 下大静脈
- 尿管
- 直腸
膵臓と腎臓の出題頻度が圧倒的に高い。
まずはその2つを覚えてから他も覚えていこう!
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内分泌腺と外分泌腺
膵臓は外分泌腺と内分泌腺がある。
外分泌腺からは膵液
内分泌腺からはホルモン
が分泌される。
外分泌腺の特徴
外分泌腺の主な機能は液体を出すこと。
液体を出すためには腺房と導管がをもつ。
これは内分泌には見られない。
外分泌腺に該当するのは次のようなものがある。
- 膵臓
- 乳腺
- 唾液腺
- 汗腺
- 気管支腺
- 涙腺
- 食道腺
など
内分泌腺
内分泌腺の主な機能はホルモンの分泌。
血管に直接分泌するため導管と腺房が無い。
膵臓の内分泌腺をランゲルハンス島と呼ぶ。
これは膵尾部に多い。
ランゲルハンス島からは主に3つのホルモンが出る。
- A細胞:グルカゴン
(血糖値上昇) - B細胞:インスリン
(血糖値低下) - D細胞:ソマトスタチン
(上記2つのホルモン抑制)
その他主な内分泌器官とホルモンをまとめると次の通り。
- 膵臓
A細胞:グルカゴン
B細胞:インスリン
D細胞:ソマトスタチン
G細胞:ガストリン
PP細胞:ポリペプチド - 副腎
(皮質)球状層:アルドステロン
(皮質)束状層:コルチゾール
(皮質)網状層:アンドロゲン
髄質:カテコールアミン - 甲状腺
濾胞上皮細胞:サイログロブリン
サイロキシン
トリヨードサイロニン
傍濾胞上皮細胞(C細胞):カルシトニン - 上皮小体(副甲状腺)
主細胞:パラトルモン - 下垂体
前葉:成長ホルモン
副腎皮質刺激ホルモン
卵胞刺激ホルモン
黄体形成ホルモン
など
後葉:オキシトシン
バソプレシン - 松果体
メラトニン
組織像
小葉構造
膵臓は小葉構造をもつ。
小葉構造とは小さな区画分けのこと。
この小葉(小さな区画)をもつ組織は次の6つ。
- 肝臓
- 膵臓
- 肺
- 乳腺
- 胸腺
- 精巣
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組織像の見方
膵臓は組織像がかなり大事。
正常の組織が出たら必ず膵臓を解答できるようにしておこう。
周囲に多数の外分泌腺があり、その中に白っぽい塊がみられる。
この塊が内分泌腺のランゲルハンス島。
ここに以下の細胞が存在し、それぞれホルモンを分泌する。
- A細胞:グルカゴン
(血糖値上昇) - B細胞:インスリン
(血糖値低下) - D細胞:ソマトスタチン
(上記2つのホルモン抑制)
以下の画像は腎臓であるが膵臓と間違える人が多いため注意。
腎臓と膵臓の見分け方はこちら
関連する疾患
自家融解(自己融解)
自分の酵素などによって自分が分解されることを自家融解という。
膵臓は自家融解を起こす代表的な臓器。
自家融解を起こす臓器は以下の通り。
- 胃
- 腸管
- 膵臓
- 胆嚢
- 副腎
など
膵腫瘍
膵腫瘍の特徴は以下の通り。
- 症状が出にくい
- 発見しにくい
- 予後が悪い
- 高齢男性に多い
- 浸潤性膵管癌(外分泌腺由来の腺癌)が多い
- CA19-9がマーカーとなる
- 肝臓、胃、胆管、十二指腸、腹膜などに転移する
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