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今回は神経系染色5種類の簡単解説です。
詳細を知りたい人は各記事も見てみてね。
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神経系の染色 の種類
神経系の染色で覚えるのは次の5種類です。
- cresyl violet 染色
- Klüver-Barrera 染色
- Bodian 染色
- Holzer 染色
- Cajal 染色
まずこれらが神経系の染色だと言えるようにしておくのがおすすめです。
そしてそれぞれ特徴がありますが、共通の特徴もあります。
まずはそこから確認しましょう。
神経系の染色 共通の特徴
共通の特徴は2つです。
- 切片を厚めに切る
- 工程に加温がある
(Holzer 染色以外)
名前を覚えたら次はこの共通事項を覚えましょう。
その次は各染色のポイントをおさえよう。
cresyl violetクレシル ヴァイオレット 染色
cresyl violet 染色は以下の3つを覚えましょう。
- 切片の厚さ
- 色素と温度
- 何を染めるか
切片の厚さは5~10μm。
通常は3~4μmです。
色素はクレシル紫が使われます。
これは塩基性色素で染色時は加温します。
この色素でニッスル小体や神経細胞体を染めます。
Klüver-Barrerクリューバーバレラa 染色
Klüver-Barrera 染色では以下の3つを覚えましょう。
- 切片の厚さ
- 色素と温度
- 何を染めるか
切片の厚さは5~10μm。
通常は3~4μmです。
色素はクレシル紫とルクソール・ファスト青を使います。
つまりcresyl violet 染色+αの結果が得られます。
どちらの色素も染色時に加温します。
クレシル紫はニッスル小体や神経細胞体を染めます。
ルクソール・ファスト青染色は髄鞘を染めます。
Bodianボディアン 染色
Bodian 染色では以下の3つを覚えましょう。
- 切片の厚さ
- 銀液と温度
- 何を染めるか
切片の厚さは8~12μm。
通常は3~4μmです。
この染色はプロテイン銀という銀液を使います。
銀液は高頻度のに出題されるので必ず覚えましょう。
Bodian染色は
ボディ(体)だからプロテイン
と覚えましょう
プロテイン銀は神経原線維を染めます。
Holzerホルツァー 染色
この染色は神経膠細胞を染めるだけ覚えましょう。
Cajalカハール 染色
この染色では2つを覚えましょう。
- 星状膠細胞を染める
- アンモニア銀を使う
これだけ覚えればOK。
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