試験1か月前になり焦っている人もいると思います。
しかし、もう一度冷静になりやるべきことをやって本番へと歩いていきましょう!
やるべきことは次の5つだよ。
1.最後に新しい問題を解く
・特におすすめは難易度5or6の模試を解くこと
・模試はここから
2.筆記と細胞像で迷ったら筆記に注力する
・筆記の方が点数に繋がりやすい
・細胞像は最低限やっておく
最後に解きたい細胞像対策はこちら
3.細胞所見の最終確認
・優先度の高い所見を知るのは①筆記②細胞像③二次試験すべてに効果的
・優先度の高い所見のまとめはこちら
4.本番をイメージする
・本番のイメトレはモチベアップと緊張の緩和につながる
・想定できることはあらかじめ考えておこう
5.やってきたことを書き出してみる
・ここまで費やした様々なコストを思い出そう
・あなたが行動してきた実績が詰まってます
・自信をもって残りの期間を過ごそう
最後に新しい問題を解く
1か月前は新しい問題を解いて良いギリギリの時期です。
時期が近づくほど、問題を解いた後の復習などに時間が使えないため効果が薄まります。
今がラストチャンスです。
最後に問題を解きましょう。
具体的に何を解くか
【まだ解いていない過去問】 or【模試】を解くのがおススメです。
それぞれデメリットとメリットがあります。
時間が少しかかっても良いという方は過去問を解いてみましょう。
試験までは時間がないので模試の方がおススメです。
※この時期であれば難易度5か6を解くのを推奨します。
解けなかった分野に時間を使う
問題を解いたら特に点数が取れなかった分野に時間を使います。
細胞診は1分野50%を下回ると不合格になります。
苦手分野を克服して不合格を回避しましょう。
これができるのは1か月前がギリギリです。
今すぐ取り掛かりましょう。
筆記と細胞像で迷ったら筆記に注力する
Q.試験1か月前は筆記と細胞像どっちをやるべきですか?
こんな質問を多くいただきます。
結論は【筆記】です。
理由は以下の通りです。
●細胞像はセンスも必要で所見の暗記だけでは厳しい。
●細胞像は足切りがない。
●筆記は知っていれば全問題解ける。
●ということはやればやるほど点数に繋がりやすい。
●筆記は足切りがあるため回避する必要がある。
この理由から圧倒的に筆記への注力がおススメです。
さっきも紹介したように、問題を解いて筆記の点数を少しでも上げましょう。
\筆記の点数を上げる模試はこちら/
模試と同じく最終確認くらいはしておきましょう。
所見の最終確認
筆記に注力するとはいえ、所見の認識は重要です。
最近ありがたいことに細胞像に関する質問をたくさん頂くようになりました。
例えば
〇〇の所見があったのでAだと思ったら、答えはBだったのですが・・・
といったようなものです。
その多くは【所見の認識の甘さによるミス】によるものです。
所見には必ず優先順位があります。
例えば腺癌と扁平上皮癌で悩み、以下の理由で扁平上皮癌にした人がいたとします。
クロマチンが増量して濃いので扁平上皮癌にしました。
間違いではありませんが、優先順位が分かっていない回答です。
確かに扁平上皮癌のクロマチンの方が濃くなる傾向があります。
しかし、腺癌でも濃くなることがあります。
つまり【この所見の優先順位は低い】ということです。
どちらにも当てはまる可能性があるものは低い優先度です。
試験では優先順位の高い、つまり特異性の高い所見からあてはめるのがおススメです。
所見の確認は二次試験にもつながる
二次試験は所見を実際の細胞に素早くあてはめていく試験です。
しかも同定という時間勝負がメインの試験もあります
これをクリアするためにも【優先順位の高い所見】を知っておく必要があります。
この優先順位が高めな所見は⬇️の記事にまとめています。
上記事内の【⑤細胞像に必要な所見を簡潔にとらえる】を確認してみてください。
一次試験が終わってから二次試験までは約1か月しかありません。
そのため、一次・二次を同時に合格したい人は既に二次試験のことも考えておく必要があります。
今優先順位の高い所見を知ることは一次・二次両方の試験合格に近づきます。
覚えた所見を使う練習をする
せっかく所見を覚えても使えなければ意味がありません。
最後に所見を使う練習をしておきましょう。
本番をイメージする
トレーニングの一つに【イメージトレーニング】というのがあります
これで本番を意識し、モチベーションを上げることができます。
また、多くの人は初めて経験することより経験したことの方が緊張が緩和されると思います。
一度イメージしておくことで疑似体験ができ、緊張の緩和に繋がります。
●モチベーションアップ
●緊張の緩和
この2つがイメージするだけで手に入ります。
あらかじめ以下の内容をイメージしておきましょう。
- 朝起きてから試験会場に行くまでの流れ
- 受付してからの空き時間に何をするか
- 試験が開始したらまず何をするか(深呼吸するなど)
- 分からない問題があった時どうするか
他にも自分で想定できることはイメージしておきましょう。
そうすれば本番問題に解くことだけに集中でき、点数アップの可能性が強まります。
やってきたことを書き出す
試験が不安で勉強が手に付きません。どうしたらいいですか・・・
という質問を結構もらいます。
不安や焦燥感は違う種類のもので解決することはできません。
例えば、恋人との別れは新たな恋人を見つける、勉強の不安は勉強することでしか解決できないということです。
幸いにもこれを見てくれてるあなたは十分に勉強したのではないでしょうか。
核が何かも分からない状態から始めたあなたも、今ではクロマチン構造まで意識して鏡検していると思います。
聞いたことない疾患ばかりの過去問も今ではほとんど所見が言えるのではないでしょうか。
さらには毎月自分でお金を払って模試を解いて復習して頑張ってきたじゃないですか。
勇気を出して質問箱やDM、コメントで質問をしてくれたじゃないですか。
十分やってきたと思います。
私の多くの資料は、順番にやればそういう自信も付けられるように設計したつもりです。
何年かかっているなど関係ありません。
自分が勉強をスタートした時から何をやってきたか書き出してみてください。
どれくらい資料にお金を費やしてきたか書き出してみてください。
何度休みを潰してきたか書き出してみてください。
自分はこんなにも色々やってきたんだなと実感できると思います。
僕のSNSやブログで勉強してくれてる方は頑張っているのは確定です。
なぜならSNSや検索エンジンで調べて僕の資料にたどり着いているからです。
やれと言われて勉強しているのではなく、自分で行動してたどり着いたんです。
そんな人が頑張っていないと言われるわけありません。
それをあなた自身でもう一度思い出してみてください。
そうすれば自信をもって本番を迎えられるはずです。
本番までもう少し。
今までの努力を不安などに邪魔されている場合ではありません。
できることだけに集中して一緒に合格まで駆け上がっていきましょう。
まとめ
1.最後に新しい問題を解く
・特におすすめは難易度5or6の模試を解くこと
・模試はここから
2.筆記と細胞像で迷ったら筆記に注力する
・筆記の方が点数に繋がりやすい
・細胞像は最低限やっておく
・最後に解きたい細胞像対策はこちら
3.細胞所見の最終確認
・優先度の高い所見を知るのは①筆記②細胞像③二次試験すべてに効果的
・優先度の高い所見のまとめはこちら
4.本番をイメージする
・本番のイメトレはモチベアップと緊張の緩和につながる
・想定できることはあらかじめ考えておこう
5.やってきたことを書き出してみる
・ここまで費やした様々なコストを思い出そう
・あなたが行動してきた実績が詰まってます
・自信をもって残りの期間を過ごそう
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