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細胞ってなに?画像で楽しく生物を知っていこう!生物学

43細胞についてのアイキャッチ
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今回は細胞について。
細胞って聞いたことあるけどよく分からないよね。
この機会に自分の体を頑張る細胞たちのことを知ってあげよう!

今日もズバズバやってくよ!
私は質問しかできない!

細胞と組織と器官(臓器)

  • 受精卵から様々な細胞ができる
  • 組織とは同じ目的を持つ細胞が集まったもの
  • 組織が集まったものを器官(臓器)と呼ぶ

まるで人間の社会みたいだ。
人が集まったら経理や庶務などの部署(組織)ができて、いろんな部署が集まると会社(器官)ができるって感じか。

いい例えするなあ。
そのイメージで大丈夫だよ。
今回は細胞の話だから実際の細胞を見てみよう。
今回は子宮の入り口の細胞を見てみるよ。
僕は細胞検査士だから子宮の入り口の細胞はいつも見てるんだ。

ヒトは細胞でできているといっても過言ではない。
およそ37兆個の細胞でできていると言われています。

そう考えると、ヒトを知るには細胞を知らなければならない!
てことになるかな?

細胞の色

子宮の入り口には右画像のようなオレンジっぽい細胞と青っぽい細胞がいます(ほんとは他にもいます)

へー、細胞っていろんな色がついてるんだ。
確かによくみる細胞って色ついてるもんな。

いやいや、実は最初から色がついてるわけじゃないんだよ。
最初は無色なんだけど、顕微鏡で見た時に見やすいようにこうやって後から色を付けてるんだ。
その細胞に色をつけることを「染色」っていうよ。

左が色を付ける前、右が色を付けた後です。

正直左は何が何だか分からないね。
でも色を付けたらなんとなく形が分かる気もしなくもない。

そうでしょ?
病院でも患者さんから細胞を取ってきて色を付けて顕微鏡で見る仕事をしている人たちがいるんだ。
その人たちは臨床検査技師や細胞検査士っていう資格を持ってる人たちだよ。
この職業についてはまた別の機会に紹介するね。

細胞の種類

細胞ってさっきのペラペラみたいなやつしかないの?
最初に卵子から色んな細胞ができるって聞いたような聞いてないような・・・

顔怖いけどほんといい質問するよね。
細胞は場所によって形が違ったり特殊能力をもってたりするんだよ。
代表的な細胞を見てみよう。

  • 扁平上皮細胞(へんぺいじょうひさいぼう) 
    比較的刺激に強い細胞。たくさん重なると刺激に耐えられる。
    皮膚や口腔などにある。
  • 円柱上皮細胞(えんちゅうじょうひさいぼう) 
    刺激には弱いが粘液などを溜めこみ分泌する能力を持つ。
    上の方に分泌物をためるため、細長い形(円柱状)をしている。
    胃や腸などの消化器に多い。
  • 立方上皮細胞(りっぽうじょうひさいぼう) 
    人体内に数はあまり多くない。
    物質が細胞の中と外を行き来する場所に多いイメージ。
    そこまで大きなものをためる必要はないため、背は低い。
    甲状腺や腎臓の尿細管にある。
  • 尿路上皮細胞(にょうろじょうひさいぼう)
    「移行上皮細胞」ともよばれる。
    名前の通り尿に関連するところにある細胞。
    伸び縮みする性質があるため、尿をためることができる。
    腎臓の一部や膀胱にある。

なんかそれぞれに特徴があって”ピクミン”みたいだな。

いや、お前ピクミンってもう今の世代知らないだろ・・・
年齢ばれるぞ。

と思ったけど、最新作は去年出てました。
知らない人はピクミン見てみてください。

実はこの他にも血液の中にいる細胞や脂肪を持ってる細胞などいろんな細胞がいるよ。
血液の細胞は血液のところでまた説明するよ。

今でた細胞は全部細胞の前に「~上皮」ってついてるけど、この「~上皮」って何?

す、するどい・・・
この上皮を理解するには組織を理解することに繋がるよ。
でも少しややこしいから別の記事で一緒に見てみよう。
”上皮に関してはこちら!”
今回はとりあえず、細胞っていうのはこんなものなんだって理解してみて。

しょうがねえね。
じゃあ最後にもう一つ質問させてくれよ。
あんなペラペラの細胞の中身ってなにも入ってないの?
背の高い細胞にはいろいろ入ってそうだけど。

お前・・・絶対分かってるだろ・・・
君の言う通り、細胞の中にはいろんなものが入ってる。
そしてそれを「細胞小器官」って呼んでるんだ。

細胞の中にはたくさんの細胞小器官がいる

前に細胞質と核に分けられるって話を ここで したよね。
その細胞質の部分に細胞小器官がたくさんいるんだ。

たしか日の丸弁当の梅干しみたいな感じで核があって、細胞質は白飯部分って言ってたっけ?
あとで分かったけど、Youtube「ゴロー/イラストで学ぶ体の仕組み」でみたパクリだったな。

一応あの時もパクリって言ったんだけど、そんな言い方する・・・?

上の画像のように細胞の中にはいろんなものが混在しています。


今回はこれを一つずつ見ていきたいところですが、結構長くなってしまうのでこちらで紹介しています。

今回はこれで終わりか。
本当に概要みたいなもんだったな。
まとめるとこんな感じか。

  • ヒトの細胞は約37兆個ある。
  • 細胞が集まると組織になり、組織が集まると器官(臓器)ができる。
  • 細胞に色を付けることを染色という。
  • 細胞には様々な種類があり、それぞれ形や能力が異なる
  • 細胞の中には細胞小器官とよばれるものが入っている。

それ俺の仕事・・・
まとめくれてサンキューな・・・

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回で細胞のことを知る入り口に立ってもらえたと思います。
これから少しずつ細胞を知っていってくれると嬉しいです!

もし参考になったって方がいればコメントもらえれば泣いて喜びます!

それではまた!Bye 🙂

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