今回は医療系の人も意外と分からない 軟骨 の構造について。
今わからなくても今日理解すれば大丈夫!
ややこしいから今回はギュッと簡潔に話すよ!
たしかに軟骨ってちゃんと習ってない気がする。
雰囲気で覚えてた。
軟骨 の基本的な構造
軟骨の基本構造はこんな感じだよ。
軟骨の外側は 軟骨膜 っていう線維性の膜がある。
ここは 血管とかが豊富 だよ
その内側に 軟骨細胞 や 軟骨基質 があるよ。
前にやった 結合組織と似てる な。
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その通り。
なんてったって 軟骨 も結合組織も「支持組織」に含まれる仲間 だからね。
なるほど。
だから似てるのか。
そうだよ。
そこも復習してみてね!
さらに軟骨は 軟骨小腔 っていう部屋の中に入ってるよ。
だから軟骨の周りは少し色が抜けて白く見えることがある。
次は中身の細胞と基質を詳しく見てみましょう。
軟骨 細胞と軟骨 基質
さっきも少し触れたけど、軟骨は 軟骨細胞 と 軟骨基質 に分かれるよ。
結合組織の時は基質にいろんな線維があったから今回もあるんじゃないか?
その通り。
スルドイ・・・。
軟骨の基質は主に プロテオグリカン の一種であるアグレカンでできてる。
そしてさっき言ってた通り線維成分は 膠原線維 と 弾性線維 があるよ。
その線維の量とかで 軟骨は3種類に分けられる んだ。
軟骨の種類の前に軟骨細胞と軟骨基質をもう少しみてみましょう!
軟骨細胞
軟骨細胞は コラーゲン(主にⅡ型) や プロテオグリカン を 分泌 してるよ。
ここも結合組織の線維芽細胞と同じような感じだな。
やっぱり仲間だから似てくるんだろうね。
じゃあ細胞よりややこしい「基質」をみてみよう!
軟骨基質
ここの 主成分は水 だよ。
その他 Ⅱ型主体のコラーゲン や プロテオグリカン がある。
このプロテオグリカンがややこしいんだよな。
大丈夫だよ。
プロテオグリカン=グリコサミノグリカン+コアタンパク
って覚えよう。
このグリコサミノグリカンは糖でできていて ヒアルロン酸 とか コンドロイチン硫酸 とか色んな種類があるよ。
大丈夫じゃないわ!
ちゃんとややこしいわ!
分かったよ・・・
怒るなよ・・・
とにかく糖とタンパクでできている物質と思って。
それがめちゃくちゃ 水を引き寄せる って覚えてて。
それならまあいいか。
その辺はここですべて書いているので是非見てみてね!
「 結合組織 」重要なのに一番わからない 結合組織。
これで完璧にわかる!
あとここで大事なのは軟骨のこの糖の部分に大量の コンドロイチン硫酸 がくっついてるっていうとこだよ。
それの何が大事なんだ?
コンドロイチン硫酸は トルイジン青でメタクロマジー(異染性) を示す。
臨床検査技師の試験ではめちゃくちゃ出るから。
メタクロマジーってなんだよ。
それを話すと長くなるからまた詳しく話すよ。
とにかく 青い色素なのに赤くなる って覚えてて。
どっとゼブラのいうように 軟骨はメタクロマジー と覚えよう!
軟骨の種類
ここではとにかくそれぞれの軟骨がどこにあるかを覚えよう!
ちなみに耳介っていうのはいわゆる耳だよ。
耳には弾性線維が多いからたたんでも元に戻るんだ。
硝子軟骨が圧倒的に多いです。
軟骨といえば硝子軟骨を思い出そう!
最後に
今回軟骨の構造は理解してもらえたかな?
とくに検査技師の試験ではメタクロマジーはよく出る。
軟骨=メタクロマジー
は絶対覚えよう!
プロテオグリカンはよく分からんがそれは覚えた!
いかがでしたか?
すこしでもみなさんの参考になれば嬉しいです!
それではまたね!
Bye
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